本日Webikeに注文していたナイトドラゴンが届きました。これでいつBT45の交換時期が来ても安心
手にとって触った印象、サイドウオールが
凄く硬い、BT45は上から手で押してやるとフニャフニャっと前後ともたわむのだけど、ナイトドラゴンはカチカチで特にリヤ側なんて手で押してもまったくといっていいほど変形しない・・・これエア抜けても走れちゃうんじゃない?というぐらいかなりの高剛性。コンパウンド自体はそこそこ柔らかそうなのでどんな乗り心地やグリップレベル、ライフなのか不安と期待が入り混じってます。まぁ
人柱的な感じで買ったわけだしね(笑)BT45から実際に交換するのは7月入ってからでしょう
ミシュランコマンダー2の時と同じくブラジル製造、製造年月日はフロントが2016年の10週(2月中頃)リヤが2016年の2週(1月中頃)と比較的日本の真裏からやってきた割には新しめの製造年月日
7月9日追記・・・
BT45はあと500km超は履けたけど、来週の連休に鹿児島の指宿ツーリングがあるので熱中症気味になりながらいつものように手組。BT45と比べてサイドウオールが超硬いので結構苦労しましたがなんとか履けました。
いつものようにこだわりでタイヤレターは白く塗る(笑)あたらしいピレリのレターマークデザインがおしゃれですな。今回空気圧は冷間フロント2.2Kpa リヤ2.5kpaにてスタート。試運転&軽く皮むきで1時間ぐらい小走りしてきました。
今回もリヤは20mm細い130/90-16フロントはノーマルと同じ100/90-19
皮むき試運転の感想は・・・
ナイトドラゴン凄くすごくイイ!です。予想外の良さにびっくり。フルバンク時のグリップレベル、雨天でのグリップ、どのぐらいのライフがあるかまだ未知数ですが、80~100km/hぐらいペースで田舎道を軽く流してみたんですけど少ないバンク角でラインを外すことなく気持よくこれ曲がるし、タイヤが硬いのに乗り心地は良いし、剛性も高くリヤがヨレる感じも全くなくどっしりしてる割にすごい素直な倒れ込み。今まで履いてきたタイヤの中でベストハンドリングじゃないのかな。BT45みたいな汎用バイアスタイヤじゃなくてさすがピレリがHarley用に作ったタイヤだけある、すごくスポーツスターに合ってるぞコレ(笑)
7月10日追記・・・・
交換後450km走行
当初ロングライフなツーリングタイヤの感覚で今日走ったんですけど、本当に予想を裏切る乗りやすさ。BT45やスポーツデーモンをまた履こうとは思わなくなる(笑)途中ハーフウェットな路面もたくさんあったのですが一度もズルっと来ませんでした。この時点で
完全にミシュランコマンダー2より上回っています。
表現しにくいんですけどどっしり安定感があるのにタイヤの形状がちょと尖っているせいでしょうか倒し込みはすごく軽やか。またパターンによるものか高剛性構造によるものか不明なのですが路面からの外乱に対してめちゃめちゃ強い。BT45だとグルーピング加工してある路面なんかだと右へ左へ車体がズレまくるんですがなにもなかったように通過していきます。路面が荒れてるコーナーに対してもBT45だと進入時ダダダダッと跳ねて突っ込めないようなところでもドスドスドス緩やかな感じで車体が暴れることもなく安心して突っ込めるし入り口で軽やかに向きが変わる。コンパウンドのグリップレベルはBT45やスポーツデーモンのほうが明らかに柔らかいしコンパウンドレベルではグリップするのだけど、こいつはイメージでいうとタイヤ構造でグリップする感じ。よくこんな高次元でバランスの取れたタイヤ前後で2万ちょっとで作るよなぁ・・・やりよるピレリ(笑)
7月23日追記・・・
鹿児島いったり今日も400kmちょいツーリングしたりしてタイヤ交換後2,276km走行のトレッド面
リヤタイヤ↓
フロントタイヤ↓(中央のゴム髭がまだ残っているのは驚異的)
2,000km超で髭が残ってるとは・・・こんなにハンドリングがいいタイヤなのに本当に驚異的!!
7月28日追記・・・・
ツーリングでいろいろ空気圧を調整してフロントは冷間1.8~2.2の間でリヤは2.0~2.5の間で試してみました。こればっかりは好みの問題ですけど883R指定空気圧付近のフロント2.2リヤ2.5付近がフィーリングが良い。
9月4日追記・・・・
交換後7,000km走行後のトレッド面
フロントタイヤ
リヤタイヤ
素晴らしい耐摩耗性 この様子だと確実に10,000km以上は使えますね。
10月30日追記・・・・
交換してからちょうど10,000km達成!
リヤタイヤは路面の傾斜によるものかな、右側が若干偏摩耗してます。センター部分はまだ溝があるけどそろそろ交換時期ですね。
フロントタイヤは10,000km走行後でもまだまだ溝あります。
11月12日追記・・・
リヤタイヤは11,000kmにて交換 限界まで使うと12,000~13,000kmぐらい使えるのかな?
新しいタイヤも当然ナイトドラゴン(笑)
12月30日追記・・・・
フロントの寿命を迎えるまえにホイールを交換してしまったので最後まで使い切ることはできませんでしがたが装着12,000km後のトレッド、かなり中央が尖ってますね。フロントは13,000~14,000kmぐらいが限界かと思います。
最後にナイトドラゴンの感想
バイアスタイヤで一番好きなタイヤでした。ハンドリングが秀逸でライフ、ドライグリップ、ウェット性能それぞれ突出した性能はありませんがすべてが高い次元でバランスされています。欠点といえば他のバイアスタイヤに比べて若干ですが価格が高い事とこれはリヤタイヤの問題ですが装着後10,000kmぐらい走行してトレッド面が変摩耗すると他のタイヤに比べて性能の低下(バンクさせるとリヤタイヤがアウト側にスリップしているような感じで急激に倒れ込みます)が発生します。まぁ10,000km前であればまったく気にならないのでそういう現象を感じるようになったら溝があっても交換時期ですよっていうサインと思えば気になりませんが(笑)
ありがとうナイトドラゴン!いいタイヤでした。
おまけ・・・個人的な主観のバイアスタイヤランキング
4位 ブリジストンBT45
そこそこのグリップと10,000km近く走れるライフ ただ僕は最後までこのタイヤのハンドリング(初期アンダーと追い込んで走るとタイヤが捩れる不安定感)が好きになれませんでした。
3位 ミシュランコマンダー2
ふつうの人だと溝が無くなるまえにタイヤが劣化して亀裂がはいるんじゃないかなと思うほど超ロングライフ ただし雨の日の走行はしたくないなぁこのタイヤで(笑)
2位 ピレリスポーツデーモン
ひらひら軽快、高グリップ 雨の日も安心。距離を走らないなら(年間5,000kmぐらい)一押しのタイヤ 値段が高いのとライフが短いのが欠点といえば欠点
1位 ピレリナイトドラゴン
グリップの印象はスポーツデーモンと比べて1~2割ダウン程度なのに10,000kmも走れちゃうライフ気持ちのいい秀逸ハンドリング、スポーツデーモンだと1年持たない人にお勧めできるタイヤ。 欠点はやや高価なのと10,000kmを越えて変摩耗してくると激変するハンドリング